【シナジス注射】シナジスの注射に行ってきました
昨日は、シナジスの注射を受けに行ってきました。
午前中に雨が止んでくれたので、いつも通りベビーカーで出かけることができてよかったです。
ベビーカー用のレインカバーデビューは先延ばしになりました。
RSウイルス
RSウイルスとは、乳幼児の呼吸器感染症の重要な原因ウイルスで、細気管支炎や肺炎を起こします。
中でも、予定日よりも早く産まれた赤ちゃん(早産児)、生まれつき呼吸器や心臓に病気を持っている赤ちゃん、あるいは免疫不全を伴う赤ちゃんやダウン症候群の赤ちゃんが感染すると、重症化することが多いので注意が必要です。
1年を通じて感染が見られますが、特に秋から春頃に流行します。
RSウイルス感染症は、”かぜ”のような症状で始まりますが、急激に悪化し、細気管支炎や肺炎になることがあり、さらに、ウイルスが肺の奥に入り込み重症化すると呼吸困難がみられることもあります。
シナジス注射
人は、身体にウイルスなどの異物が侵入してきたときに、それを攻撃し自分の身体を守る”免疫システム”をもっています。その中心的役割を担っているのが”抗体”です。
”抗体”は、異物(抗体に対してウイルスや細菌などを抗原という)が侵入してきたときに体内で作られるたんぱく質で、ウイルスに結びつき、ウイルスが体内で増殖するのを防ぐはたらきをします。
シナジスは、遺伝子組換え技術により作られた、RSウイルスに対する「モノクローナル抗体」です。
モノクローナル抗体とは、人が本来持っている免疫システムを薬に応用したもので、ひとつの抗原(ウイルス)を標的にして作用します。
シナジスは、RSウイルスを標的とする抗体で、RSウイルスが体内で増殖するのを防ぎます。
大人では、ウイルスが身体に侵入しても”免疫システム”がはたらき、ウイルスの増殖を防ぐしくみが備わっていますが、”免疫システム”のはたらきが未発達な乳幼児では、この力が弱いため同じウイルスに感染しても重症化することがあります。
シナジスは、RSウイルスに結びつく”抗体”としてはたらき、RSウイルスの増殖を防ぐことにより、RSウイルス感染症から赤ちゃんを守ります。
シナジス注射が必要となる赤ちゃん
シナジスは、次のような赤ちゃんやお子さんに適応されています。
◎早産児
・ママのお腹にいた期間が28週以下で、RSウイルス流行開始時に12か月齢以下の赤ちゃん
・ママのお腹にいた期間が29~35週で、RSウイルス流行開始時に6か月齢以下の赤ちゃん(Rたんはここに当てはまります)
◎慢性肺疾患(気管支肺異形成症)をもつ子ども
過去6か月以内に気管支肺異形成症の治療を受けたことがあり、RSウイルス流行開始時に24か月齢以下の子ども
◎先天性心疾患をもつ子ども
RSウイルス流行開始時に24か月齢以下の先天性心疾患児で、血行動態(心臓や血流)に異常がある子ども
◎免疫不全を伴う子ども
RSウイルス流行開始時に24か月齢以下の免疫不全を伴う子ども
◎ダウン症候群の子ども
RSウイルス流行開始時に24か月齢以下のダウン症候群の子ども
シナジスの注射スケジュール
シナジス注射の効果は、約1か月間持続します。
そのため、RSウイルスの流行期間中は、月1回の注射を継続して行い、その効果を維持するようにします。
1回目の注射は、流行開始前に受けると効果的です。
Rたんは、3月6日に35週で産まれたため、3月28日まで入院していました。
ですので、1回目は4月に注射をしました。
流行期間は春頃までなので、この時期の注射は終了し、次の流行期間である7月からまた注射が始まりました。
打ち始めが適応期間内ですと、その時期の流行期間が終わるころまでは注射してもらえます。
なので、Rたんは来年の4月頃までは毎月シナジスの注射を受けることになります。
Rたん、痛いけど頑張ろうね!(>_<)
医療費と公費負担制度
シナジスは、他の予防接種と違って健康保険の適用を受けているため、自己負担額は、乳幼児医療費助成制度により助成される場合がほとんどです。
※ただし、保護者の所得額によっては、助成されないこともありますので、詳細は各自治体所定の窓口などへおたずねください
シナジスの注射は、助成を受けないとかなり高額なので早めに役所で手続きをしておきましょう!
※自治体によっては、いったん支払って後から支給を受ける場合もあるそうです
筋肉注射
シナジスの注射は、筋肉に打つ注射なので太もものところに打たれました。
筋肉注射は、普通に打つよりもかなり痛いです。
わたしも学生時代に筋肉注射を受けたことがありますが、かなり痛かったことを覚えています(>_<)
Rたん、もちろんギャン泣きでした(;^ω^)
でも、抱っこして少ししたら泣き止んでくれました。
よく頑張りました!!